選択型研修(カフェテリア研修)とは
選択型研修とは、会社がさまざまな研修メニューを用意し、従業員が自身の目指すキャリアや興味から研修メニューを選択することのできる制度のこと。メニューの中から選ぶことにより、カフェテリア研修とも呼ばれる。
会社が決めた研修プログラムに従うのではなく、従業員が自主的に研修メニューを選ぶことで高い研修効果が期待できる。従業員にとっては、自分のキャリアプランに沿った研修を効率よく受けることが可能になる。
選択型研修のメリット・デメリット
選択型研修のメリットは、従業員の主体性が育つことにある。研修を選択する際に、従業員は「自分のキャリアプランにとって最適な研修は?」と考えるようになる。従業員自らがキャリアプランを明確にできれば、仕事の目的が生まれモチベーションを高めやすい。
また、研修のコストパフォーマンスが上昇することもメリットだ。全員が強制的に受ける研修では、大規模になることから費用がかかってしまうことも多いが、キャリアプランや興味から外れた社員にとっては身になりにくい。一方、選択型研修なら受け手側の社員が自発的に選んだ研修のため、教育効果が高く、よって費用対効果も高まる。
選択型研修のデメリットは、従業員の計画的な育成ができにくい点だ。会社側としてぜひ受けてもらいたいと考える研修を、多くの従業員が受けるとは限らない。必須研修と選択型研修を組み合わせるなどバランスを考えた運用が大事だ。
デメリットとしては、人事部に大きな負担がかかることも挙げられる。全社員が受ける少数の研修を管理するより、多くの少人数型研修を企画運用するほうが、業務量ははるかに大きくなる。アウトソーシングなどを活用し、人事部の負担軽減を図りたい。
[最終更新日]2024/07/16
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