選抜型研修

【読み】せんばつがたけんしゅう

選抜型研修とは

選抜型研修とは、会社側が社員を選抜して研修にあたらせる制度のこと。選択対象者は一定基準を満たしていることを条件に選ばれ、次世代のリーダーになることを期待されている場合が多い。

選抜型研修のメリット・デメリット

選抜型研修の第一のメリットは、コスト削減にある。一定の基準を満たした優秀な社員に研修を受けさせるため、大規模研修との費用差は大きい。また、優秀な社員は研修で得たことを早速仕事に活用してくれることが期待される。少しの費用で大きな研修効果を得られるため、コストパフォーマンスが高い。

選択型研修の第二のメリットは、人材育成のスピード感にある。リーダー候補となる人材を日常業務の中で育てていくにはそれなりの期間を要するが、人数を絞って研修を受けさせることで、1つ上の階層で活躍するための知識をいち早く植え付けることができる。また研修を受けた従業員側にもリーダー候補の自覚が生まれ、成長は加速する。

選択型研修のデメリットは、選ばれなかった社員のモチベーション低下にある。全体のモチベーションが著しく下がる懸念がある場合は、研修の存在をシークレットにしたり、選抜された社員以外でも出世できるロードマップを示したりなどといったフォローが必要だ。

関連用語:
選択型研修(カフェテリア研修)
階層別研修


[最終更新日]2024/07/16

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