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2025-07-162025/07/16

経営者として書籍を出版するメリットとは?自費出版の基本の流れや業者の選び方も解説


経営者にとって書籍出版は、単なる情報発信を超えた戦略的なブランディングツールとなります。

自費出版なら、出版社の制約を受けることなく、自分の理念やビジョンを思い通りに表現できるため、多くの経営者が活用しています。

経営者が自費出版を行うメリット

経営者が自費出版を行う最大のメリットは、専門性と権威性の確立です。書籍という形で知識や経験を体系化することで、業界内での発言力が高まり、メディアからの取材依頼や講演依頼が増加する傾向があります。

また、新規顧客の獲得にも効果的で、書籍を通じて経営者の人柄や企業理念が伝わることで、信頼関係の構築がスムーズになります。

さらに、採用活動においても優秀な人材が企業に興味を持つきっかけとなり、組織力の向上にもつながります。

自費出版の基本的な流れ

自費出版を成功させるためには、計画的なプロセスを踏むことが重要です。多くの経営者が戸惑いがちな出版の流れを、ステップ別に整理してご紹介します。

  1. 企画立案:ターゲット読者を明確にし、書籍のテーマやコンセプトを決定する
  2. 原稿執筆:決定した企画に基づいて、読者に価値を提供する内容を執筆する
  3. 編集・校正:プロの編集者による原稿のブラッシュアップと誤字脱字のチェック
  4. 装丁デザイン:読者の目を引く表紙や帯のデザイン制作
  5. 印刷・製本:完成した原稿とデザインを基に書籍を物理的に作成
  6. 流通手続き:書店への流通手続きやオンライン販売の準備
  7. マーケティング:プレスリリースやSNS活用による書籍の宣伝活動

このプロセス全体を通じて、自費出版業者と密に連携をとることが成功の鍵となります。

特に経営者の場合は本業との両立が課題になるため、各段階で適切なサポートを受けられる業者選びが重要です。

自費出版業者の選び方

そこで、自費出版をする際に頼りになる業者の選び方について、4つのポイントに分けて解説します。

自費出版業者の選び方①:編集・デザインサポートの充実度

自費出版の業者を選ぶ際に最も重要なのは、編集とデザインサポートの質です。経験豊富な編集者が原稿の構成や文章表現をブラッシュアップしてくれるかどうかは、書籍の完成度を大きく左右します。

特に経営者の場合、専門的な内容を一般読者にもわかりやすく伝える必要があるため、編集者の提案力が重要です。

また、表紙デザインや帯の制作においても、書店で手に取ってもらえるようなプロフェッショナルなデザインを提供してくれる業者を選ぶことが、販売成功の近道になります。

自費出版業者の選び方②:流通・販売ネットワークの広さ

書籍の販売において、流通・販売ネットワークの広さは売上に直結する重要な要素です。全国の主要書店チェーンとの取引実績がある業者なら、より多くの読者に書籍を届けることができるでしょう。

また、Amazon や楽天ブックスなどのオンライン書店での販売体制も確認しておくべきポイント。さらに、電子書籍での配信サービスを提供している業者を選ぶことで、海外読者へのアプローチも可能になります。

流通期間の長さや返品条件についても事前に確認し、長期的な販売戦略を立てられる業者を選びましょう。

自費出版業者の選び方③:費用体系の透明性

自費出版の費用は業者によって大きく異なるため、見積もりの透明性と詳細に内訳を提示してくれるかどうかが重要です。編集費、デザイン費、印刷費、流通費などの項目別料金が明確に示されている業者を選ぶことで、予算管理がしやすくなります。

また、追加料金が発生する条件や、部数変更時の費用調整についても事前に確認しておくべきでしょう。安価な業者を選んでも、後から追加費用が発生したり、サービス品質が低かったりする場合があるため、総合的なコストパフォーマンスを重視して判断することが大切です。

自費出版業者の選び方④:マーケティング支援の有無

書籍出版後のマーケティング活動はとても重要な要素です。プレスリリースの配信やメディアへの売り込み、書評依頼など、広報活動をサポートしてくれる業者を選ぶことで、書籍の認知度向上が期待できます。

また、著者のSNS活用指導やイベント開催のサポート、書店でのフェア企画なども含めた総合的なマーケティング支援を提供している業者なら、出版効果を最大化できます。

特に経営者の場合、講演活動や企業PRとの連携も重要になるため、そうした視点でのアドバイスをもらえる業者を選ぶとよいでしょう。

自費出版には「ニシダ印刷製本」がおすすめ

ニシダ印刷製本は、幅広いジャンルの自費出版や、テキスト・マニュアル・名簿等の冊子印刷を専門とする印刷会社です。

CTPシステムの導入により安価での提供を実現し、小部数ならオンデマンド印刷で短納期、大部数ならオフセット印刷で高精度な仕上がりを提供しています。自費出版の全工程設備を完備しているため、低コスト・短納期が可能です。

パソコンが苦手な方には原稿作成の代行サービスも行っており、編集・校正・入力作業まで幅広くサポートしてくれます。完成後の在庫保管や個別発送、書店流通にも対応しています。

公式サイト:ニシダ印刷製本

ニシダ印刷製本が運営するコラム「自費出版の教科書」では、他にもおすすめの自費出版業者を多数紹介しています。出版の目的やビジネスの規模感、予算などにあわせて選んでみてください。

自費出版のおすすめ出版社12選・費用やクチコミも紹介 | 自費出版の教科書

まとめ

経営者が自費出版を行う最大のメリットは、専門性と権威性の確立です。書籍を通じて業界内での発言力が高まり、新規顧客獲得や優秀な人材の採用にも効果を発揮するでしょう。

自費出版を成功させるには、企画立案から原稿執筆、編集・校正、印刷・製本、流通・マーケティングまでの計画的なプロセスが重要。業者選びでは、編集・デザインサポートの充実度、流通ネットワークの広さ、費用体系の透明性、マーケティング支援の有無を確認しましょう。

経営者として自費出版を検討されている方は、ぜひ本記事の内容を参考に、最適な業者を選んで書籍出版に一歩踏み出してみてください。


[最終更新日]2025/07/16

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