公的年金とは
公的年金とは、国あるいは国に準ずる機関が行う年金制度のこと。日本の公的年金には、日本に住んでいる20歳以上60歳未満の全ての人が加入する国民年金（基礎年金）と、会社などに勤務する人が加入する厚生年金がある。
公的年金ではない年金は、私的年金と呼ばれる。私的年金には、かつて従業員だった高齢者が企業から毎月いくらかの給付を受ける企業年金、個人が金融機関などと契約して老後のために積み立てを行う個人年金がある。
公的年金の加入者は、事由に応じて3種類の給付を受けられる。
原則として65歳になってから毎月給付を受けられるのが、老齢基礎年金と老齢厚生年金だ。老齢基礎年金は、国民年金や厚生年金に加入していた人が受け取れる。老齢厚生年金は、厚生年金に加入していた人が、老齢基礎年金に上乗せして受け取れる。
病気やケガにより生活や仕事が制限されるようになると、障害基礎年金や障害厚生年金を受け取れる可能性がある。障害年金の金額は、加入している年金の種類や、障害等級によって違う。
年金加入者が亡くなったとき、その方によって生計を維持されていた遺族が受けられるのが、遺族基礎年金と遺族厚生年金だ。受給の条件や金額は、遺族の年齢や続柄、それまでに故人が納めた年金額などにより違う。
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［最終更新日］2024/08/29
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