降職

【読み】こうしょく

降職とは

降職とは、現在の職位よりも低位の職位へ移行すること。昇進の対義語。降職と似た用語に降格があるが、降格は単に役割等級などのグレードを下げる処分であることを指すのに比べ、降職は管理職などの職務ランクを引き下げる内容であることから、降職の方が厳しい処分になる可能性が高い。

降職は、管理職などの役職を解かれることから、解任と同義に扱われることが多い。また降職になると、低位ランクの賃金へと移行するため、自動的に給与が下がるケースがほとんどだ。

従業員の能力やスキル、人材育成能力が期待される水準に満たず不適任であることを事由に、降職が適用されることが多い。また、本人に重大な背信行為がみられたときや、社内外問わず大きなトラブルの原因となったときに、懲戒処分として降職が選ばれることがある。

いずれにしろ降職処分を行うときは、降職に至った事由を本人と全社員へ明確に伝える必要がある。事由があいまいだったり、本人や他の社員にとって納得のいかない内容だったりすると、企業に対して不信感が生まれる要因となるため注意が必要だ。

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[最終更新日]2024/08/29

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