降格とは
降格とは、現在の職位から下位のグレードに移行すること。グレードが下がれば、一般的に賃金もダウンする。
とくに成果主義を旨とする企業にあっては、業務遂行能力が足りないとみなされたり、業績の不振が続いたりしたときに降格となる場合がある。なお、従業員に重大な背信行為があった場合に懲戒処分として行われることもある。
降格は、従業員の能力や業績に問題がなくても行なわれることがある。組織再編が行われて人事異動があったとき、事実上の降格になることは珍しいことではない。この場合は減給を伴わないケースも多い。また、企業が経営不振に陥ったときに人件費を抑えるため降格人事が行われることもある。
降格を行う際には、事由を従業員本人に明示することが重要である。事由があいまいなまま降格となった場合、企業に不信感を抱いてしまう可能性は高い。結果、離職に繋がることもある。
なお、人事権を逸脱した大幅な降格処分は違法とみなされる場合がある。正当な事由がないにもかかわらず大幅な降格を行った場合や、従業員を退職に追い込むための降格とみなされれば問題に発展する可能性が高い。
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[最終更新日]2024/08/29
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