考課昇給とは
考課昇給とは、昇給のうち、査定を実施した結果の昇給を指す。査定の結果、能力や業績がこれまでよりもアップしており、賃金を高くした方がよいと判断されたときに行われる。
考課昇給の他の昇給として、勤続年数に応じて自動的に行われる自動昇給、毎年4月など決まった時期に行われる定期昇給、会社が大きな業績を上げたときなどに特別に行われる臨時昇給などがある。
考課昇給のメリットは、従業員のモチベーションアップにある。評価されれば昇給に繋がる可能性があるのだから、自動昇給や定期昇給の幅が小さかったり、中途採用で実力があっても規定により低賃金からのスタートだったりしたときに、モチベーションが上がりやすい。
考課昇給のデメリットは、昇給の事由があいまいだったり、昇給幅に不公平感があったりすると、従業員の意欲低下に繋がることだ。企業に対して不信感を募らせる結果になってしまうこともある。考課昇給を行うときは、あらかじめ昇給基準や昇給幅を明示し、定められた方式に則って実施するのが望ましい。
関連記事:
間違った昇給の決め方をしてるかも!?昇給制度の基本的な考え方を詳しく解説
[最終更新日]2024/08/29
以下のフォームにご入力いただくと、ダウンロード用URLを記載したメールをお送りします。また、会社のビジョンを実現するための具体的実践例と成功のコツが満載の「山元浩二のメールマガジン」を月2回お届けします!