評価者訓練(考課者訓練)

【読み】ひょうかしゃくんれん(こうかしゃくんれん)

評価者訓練(考課者訓練)とは

評価者訓練とは、部下などを評価する立場にあるリーダーの評価技術をレベルアップさせるための訓練を指す。考課者訓練ともいう。

とくに評価に慣れていないリーダーの場合、業務で優秀な成績を収めることができているとしても、リーダーとして人材を評価し率いていくための力がついているとは言い難い。評価者訓練をしないまま評価をしてしまうと、メンバーの実力を正しく評価できなかったり、公平公正な評価にならず私見が入ってしまったりする可能性がある。

公平公正ではない評価が続いた場合、評価者は部下の信用を失い、組織の一体感が損なわれる危険がある。評価者訓練によりリーダーを正しい評価者へと導くことが、組織の強化に繋がる。

なお、評価者の役割は単なる評価にとどまらない。評価をした上で現状の課題点を見いだし、部下がさらに成長するためには何が必要かアドバイスできる力が必要になる。部下は今後のためのアドバイスを得ることで、自分に足りないものを正確に把握し、成長に向かって邁進することが可能になる。正しい評価と育成アドバイスができる人材を育てる評価者訓練は、組織にとって重要な意味を持つといえる。


[最終更新日]2024/08/29

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