コアタイムとは
コアタイムとは、フレックスタイム制で勤務する場合に必ず勤務しなければならないと定められた時間帯を指す。コアタイムに対して、いつ出社してもよい時間帯のことをフレキシブルタイムという。
例えば、6時から19時までのフレックスタイム制を敷いたうえで、10時から昼休憩を挟んだ15時までをコアタイムとしている場合、10時から昼休憩を挟んだ15時までは労働していなければならない。このケースでは、勤務時間が休憩時間を除いた8時間であれば、6時に出社して15時に退社したり、10時に出社して19時に退社したりすることが可能だ。
コアタイムは必ず設けなければならないものではなく、全てフレキシブルタイムとすることもできる。ただし、コアタイムがほとんどであり、フレキシブルタイムが極端に短い場合はフレックスタイム制とはみなされない場合がある。例えば、始業時刻か終業時刻のいずれかが決まっている場合や、必ず続けて8時間は労働しなければならないと義務づけている場合が当てはまる。
コアタイムを設定するか否かにかかわらず、フレックスタイム制を導入する場合は、就業規則において始業と終業の時刻を労働者の決定に委ねる旨を定めなければならない。なお、コアタイムは労使協定で自由に設定できる。
[最終更新日]2024/08/29
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