営業手当とは
営業手当とは、営業職に特有の職務、役割、責任を全うするために支給される手当のこと。職務のどの部分にスポットを当て、どのような支給体制にするかは会社次第となる。おおむね、以下の2つに分類される。
責務の重さや交際費に対する手当
営業職は社外と交渉するという重要な任務を担っている。サービスに関する豊富な知識、高度なビジネスマナーなど知識面での能力が必要なのに加え、身だしなみを整えたり、接待の場を設けたりするといった費用面での負担が発生する。通常、交際費は後で経費申請する類の出費だが、この場合、そういった交際費も含め、営業としての職務を全うするための手当として支給される。
営業職の責務に対して手当が支給される場合、時間外勤務に対する手当という意味あいはないため、時間外勤務手当は別途発生する。
時間外勤務に対する手当
営業職にありがちな早出の直行や残業に対して、固定残業代として支給されるタイプの営業手当。ただしこの場合、営業手当を支給することで時間外勤務手当を支給しないのであれば、賃金規定への明記が必要。なお、想定している残業時間を超える残業があった場合には、超過した分の残業代を別途時間外勤務手当として支給する必要がある。
[最終更新日]2023/03/30
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