地域手当(勤務地手当)

【読み】ちいきてあて(きんむちてあて)

地域手当(勤務地手当)とは

企業が拠点となる場所以外に事業所等を有している場合、地域差がもたらす生活水準の差異を調整するために支給される手当のこと。事業所のある土地によって「都市手当」「寒冷地手当」「僻地手当」などとされることもある。

地域手当の金額は、毎月の給料月額や扶養手当、管理職手当を足したものに、企業ごと、地域ごとに定めた支給率を乗じて定められるのが一般的だ。令和2年度の調査によると、地域手当や勤務地手当の制度を保有している企業は全体の12.2%。支給額平均は2万2800円だった。

最近では地方の企業に中央から人材が流入してくるケースも多く、また地方でも利便性が良ければ都市部と同様に物価レベルの高い街が増えたことなどから、従来の地域手当制度は公平さを欠くという指摘もある。企業ごとの見直しが迫られている。

【参考】https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/20/dl/gaikyou.pdf


[最終更新日]2023/03/30

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