誕生日休暇(バースデー休暇)とは
誕生日休暇とは、従業員自身の誕生日がある月などに休暇を取得できる制度のこと。バースデー休暇ともいう。年ごとに月1回、1日限りとする企業が多い。
運用の方法は2つある。
1つが、労働基準法で定められている法定休暇とは違い、会社が任意で運用する特別休暇として運用する方法。
もう1つが、法定休暇である年次有給休暇に誕生日休暇を含める方法。
後者の誕生日休暇は年次有給休暇の取得を促す意味で設けられる。
誕生日休暇(バースデー休暇)の導入事例
・株式会社エイチ・オー・ピー
特別休暇として、従業員自身のみならず家族の誕生日など、何らかの特別な日に休暇を取得できる「記念日休暇」を運用している。休暇の目的は毎年変更でき、入社した翌日から取得可能で、直前でも受け付けている。記念日休暇の取得率は毎年40~50%。
・ウシオ電機株式会社
年に1度だけの特別な日を家族や友人とゆっくり過ごしてもらえるよう、社員の誕生日に1日の休暇を付与する誕生日休暇を運用している。毎年7割の社員が利用している。
・リンケージサービス株式会社
誕生日当日あるいは前後に、1日の休暇を取得できる「バースデイ休暇」を運用している。男女を問わず100%に近い取得率を誇り、人材募集の際の差別化にも役立っている。
・株式会社フォーネット社
2008年より誕生月のうち1日を休暇にする「バースデー休暇」を導入し、特別休暇として運用している。総務から対象者本人の他、上司、社長にも休暇取得月になったことを知らせるメールを送ることで、休暇を取得しやすく業務を調整しやすい雰囲気づくりを意識している。次月に繰り越しもできるため、休暇取得率は100%と高い。
・株式会社タカラトミー
誕生月の中の1日を休暇にできる「バースデー休暇」をスタートさせたものの、社員から「誕生日が繁忙月にあたると休めない」という声が上がったことから、どんな記念日でも年に1日の休暇取得が可能な「アニバーサリー休暇」に変更した。
[最終更新日]2023/03/30
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