アニバーサリー休暇とは
アニバーサリー休暇は、従業員自身や家族の誕生日、結婚記念日、子どもの入卒業式など大切な日に休暇を取得できる制度のこと。労働基準法が定める法定休暇ではなく、企業が任意に導入する法定外休暇の一種なので、運用形態は企業によって違う。
記念日の種類は、どんなものでも可としている企業が多い。よって記念日ではなく、たんに慰労のために申請することも可能であるし、介護や通院に当てることも問題ない。ただし基本的には「大切な日を家族や友人とゆっくり祝ってもらいたい」という企業側の意図が反映された休暇である。
アニバーサリー休暇の導入事例
・クルーズ株式会社
アニバーサリー休暇制度は2007年に導入され、誕生日や結婚記念日など従業員自身が選んだ人生の記念日に年1日の休暇を取得できる。入社年度から取得できるのが特徴。
・株式会社タカラトミー
社員自身の誕生日に限らずどんな記念日でも年に1回取得できるアニバーサリー休暇を2012年から運用している。先行して社員自身の誕生月に休暇が取得できる「誕生日休暇」を制度化していたが、「誕生月が繁忙期の場合は休暇が取りづらい」という社員の意見から、アニバーサリー休暇へと発展させた。
・アサヒビール株式会社
年2日(事業所によっては年3日以上)の休暇を取得できる休暇制度として、「メモリアル休暇」という名称で1996年から導入している。結婚記念日や家族の誕生日、卒業式などによく利用され、社員の約半数が取得している。
[最終更新日]2023/03/30
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