単身赴任手当(別居手当)

【読み】たんしんふにんてあて(べっきょてあて)

単身赴任手当(別居手当)とは

自宅通勤ができない地域への転勤により、やむを得ず家族と離れて暮らさなければならなくなった従業員に対して支給される手当のこと。「別居手当」とも呼ばれる。

単身赴任手当が支給される条件は会社によって異なるが、条件は厳しいのが一般的で、たんに通勤の利便性のため一人暮らしをするような事例には支給されない。配偶者の仕事を変えられない、子どもを転校させられない、老いた親の介護をするため配偶者が家を離れられないなど、相当の事由がある場合に、自宅通勤が不可能なケースで支給される。

単身赴任手で足りないぶんを他の手当で補填するケースも

厚労省の調査によると、単身赴任手当、別居手当などの月額支給額は平均して4万7,600円である。一人暮らしを余儀なくされることに対して妥当な金額ではないと見る向きもあるかもしれないが、企業によっては単身赴任手当の他に住宅手当を支給して家賃を補填したり、帰省手当を支給して週末の家族団らんをサポートしたりしている。

なお、単身赴任手当の金額は1,000人以上の企業で月額平均4万7,600円、300人から999人規模で4万7,700円、100人から200人規模で4万6,100円、30人から99人規模で4万9,600円と、規模によってあまり金額差はない。

参考:令和2年就労条件総合調査


[最終更新日]2023/03/30

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