サクセッションプランとは
サクセッションプラン(Succession Plan)とは、企業が期間人材から経営トップの後継者を選び、経営者として育成していく方法のこと。サクセッションとは「継承」を意味する。
サクセッションプランは、人材の候補者を挙げることから始まる。この際、候補とする人材の要件を明確に示すことができなければならない。また、重要ポストにはどんなものが考えられ、どんな人材がふさわしいかを定義する必要がある。戦略が整い次第、候補者の氏名と育成に取りかかる。また、定期的に候補者を見直すことも大事になる。
サクセッションプランのメリット
サクセッションプランを利用すれば、不測の事態で突然トップの交代を余儀なくされる事態に備えることができる。なお、トップの選任にあたって透明性を示すことも可能となる。
企業のトップに必要な素質、要件はいかなるものか、そのためにはどんな人材をどのように育成したら良いかを考えていく中で、企業の方針や人材育成の方法が固められていくのもメリットの1つ。方針がブラッシュアップされていけば、人材開発にあたって大きな財産となる。
サクセッションプランのデメリット
サクセッションプランのデメリットは、後継者育成に多大な時間が費やされることにある。この取り組み自体が会社のその後にとって貴重な財産になることを理解し、根気よく続けなければならない。
また育成の途中で後継者候補が企業から脱退してしまうようなことがあれば、後継者を失うと同時に企業の重大な機密が漏れやすい事態となる。選ばれなかった社員へのケアも重要で、気配りが行き届かなければ離職につながってしまうこともある。
[最終更新日]2023/04/27
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