課業とは
日常の職務を果たすため従業員に割り当てられた、一つのまとまった仕事を課業という。「タスク」という単語で言い表されるケースも少なくない。職務全体を一つ一つの最小単位に細分化したとき、その最小単位を示す。
課業の例としては、営業職におけるプレゼン資料の作成、部署長における期別の人事評価、労務担当者における給与明細の作成などが挙げられる。
課業配分表とは
課業配分表とは、従業員それぞれに割り当てられた課業を一覧表にしたものを指す。どんな課業がどのような職位に分担され、各従業員にどう配分されているかを明らかにし、課業一つ一つの所要時間も記される。イメージされやすい言葉として「業務分担表」と表されることもある。
課業配分表を作成すると、誰がどんな業務をしているかが明確になるため、人事評価制度の改定や、部署割りの変更、業務区分の変更などに役立つ。課業配分表を元にさまざまな制度や役割を検討することを、課業配分表分析という。
課業、職務、職業の違いは?
課業は職務を全うするために必要な業務をまとまりごとに区分けしたものなので、職務は業務を含んでいるといえる。ある職種や役割に関連する複数の課業が集まって、各従業員の職務が完成する。
課業や職務は一企業内の仕事を指すが、職業とは、企業の垣根を越えた、その人の仕事の特徴を表す総称をいう。例えば、給与明細の作成が「課業」、経理や電話対応、資料整理などの事務業務全般が「職務」である場合、その人の「職業」は「経理事務」となる。
[最終更新日]2024/03/18
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