ブルーカラーとは
ブルーカラーとは、生産現場で働く肉体労働者のこと。イギリスの肉体労働者が青い作業服を着ていたことから、ブルーカラー(青い襟)と呼ばれるようになった。頭脳労働に従事する労働者をホワイトカラーと呼ぶのに対比する。また、ブルーカラーでもホワイトカラーでもない労働者のことをグレーカラーと呼ぶことがある。
ブルーカラーの具体例は、工場の作業員、土木作業員など。また、肉体を使って仕事をするという意味合いから、農林水産業や鉱業、漁業など第一次産業に携わる労働者もブルーカラーと称することがある。介護職員やトラックドライバー、清掃員といった職種もブルーカラーの一種だ。
ブルーカラーの仕事の特徴は、未経験であっても挑戦しやすいことだ。知識やスキルがあらかじめなくても、体で覚えていくことができる仕事が多い。また、長く働くことで資格を得るための条件をクリアでき、資格免許の取得が可能になるのも特徴といえる。
ただしブルーカラーは肉体仕事であるがゆえに、体を壊してしまうと続けにくい。なかには年齢を重ねると体力的に続けるのが難しくなってしまう仕事もある。よってブルーカラーを多く抱える企業では、長く勤務し年齢を重ねたブルーカラー従事者を管理職に引き上げたり配置換えを行ったりするなどして、体力的に無理のないホワイトカラーの仕事に切り替えさせる対策をとっているところもある。
ただし人員の少ない中小企業では対策がなかなか難しく、また一人親方など個人事業主では配置換えは不可能だ。よって、体を壊して辞めざるを得なくなってしまう労働者も少なくない。
[最終更新日]2024/07/25
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