出来高給とは
出来高給とは、作業の結果に生まれる出来高により賃金を決定する方法のこと。「歩合給」「請負給」などとも呼ばれる。
正社員やアルバイトなどの雇用契約を締結する場合、全ての給与を出来高給で支払う完全出来高制とするのは違法行為隣、必ず最低賃金を支払う必要がある。よって雇用の形態で出来高給を取り入れる場合は、固定給と出来高給を組み合わせて運用する。
一方、個人事業主などと業務委託契約を交わす場合は完全出来高制も可能となる。
出来高給のメリット
出来高給による労働者側のメリットは、能力があれば収入がアップすることにある。とくに何らかの作業を行う仕事で出来高給が取り入れられている場合、作業に手慣れるほど効率よく稼げるようになる。
出来高給による企業側のメリットは、成果物に対して報酬を与える仕組みのため経営が安定することにある。また、頑張れば頑張るほど収入が上がるため、労働者側のモチベーションを高めやすい。
出来高給のデメリット
出来高給による労働者側のデメリットは、収入が安定しないことにある。とくに営業系の仕事は、不況時にあっては本人の努力が必ず実を結ぶとは言いがたく、固定給が少ない場合は生活が困難になる可能性もある。
[最終更新日]2023/04/27
以下のフォームにご入力いただくと、ダウンロード用URLを記載したメールをお送りします。また、会社のビジョンを実現するための具体的実践例と成功のコツが満載の「山元浩二のメールマガジン」を月2回お届けします!