級内昇給とは、同一の等級の中で昇給すること。昇格するか否かにかかわらず、同じ等級の中にあってもスキルや経験がそれまでよりも上位のランクに到達したと評価されたときに行われる。通常、人事考課の結果によって昇給の有無が判断される。
級内昇給は、能力がその等級の範囲内を超えない場合の昇給であり、その等級の給与上限に達すれば昇給がストップするようになっているケースが多い。
ただし、上限を超えても特別に昇給を認めるケースがあり、これを「張り出し昇給」という。昇給をストップすると問題があると考えられる場合に貼り出し昇給は行われるが、期限や回数を限定した特別昇給として行うのが望ましく、通常の昇給額の半額程度に抑制されるのが一般的だ。
張り出し昇給が頻出する場合には、従来の等級間に新しい等級を作り出すケースが見られる。
［最終更新日］2024/07/16
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