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ストレスをコントロールするのもセルフマネジメントのひとつです。ストレスに向かうための手段として、ストレスコーピングという技術があります。ご存知ない方も多いかと思いますが、ストレスを上手に対処するための方法として注目されているので、この機会にぜひ覚えてください。
本記事では、ストレスコーピングのメリットや活用事例を徹底解説します。ストレスコーピングに関する情報をまとめていますので、ストレスを抱える方にぜひ読んでいただきたいです。
ストレスコーピングとは?
「コーピング(coping)」には、「対処」という意味があります。ストレスコーピングはメンタルヘルス用語のひとつで、ストレスに対処するための技術や方法のことです。
ストレスコーピングは、アメリカの心理学者リチャード・S・ラザルス氏が提唱した概念で、ストレス学の権威として知られており、ストレスに関する著書を多数出版しています、
ストレスの正体は4つのストレッサー
私たちは日頃から、「ストレスが溜まっている」「ストレス解消をしたい」といったように、ストレスという言葉を当たり前のように使っていますが、その正体を詳しく知っている方は少ないでしょう。
そもそも、ストレスの正体は何なのでしょうか?
ストレスの要因はさまざまで、大別すると以下の4種類があります。
①物理的ストレッサー(暑さ、寒さ、騒音など)
②化学的ストレッサー(栄養不足、酸素欠乏など)
③心理・社会的ストレッサー(人間関係の問題)
④生物的ストレッサー(けが、過労、病気など)
ストレスの要因はひとつのストレッサーとは限りません。過労で生物的ストレッサーが起こっている上に、職場の人間関係が悪くて心理・社会的ストレッサーが重なり、ストレスレベルが高くなることもあります。
ストレスを溜められる容量は人によって異なり、同じ環境であっても人によってはストレスの感じ方が違うので、他人を基準にするのは危険です。ストレスの限界だと感じたのならば休養をとるか、ストレスコーピングで事前にストレスの限界に達するのを防ぐようにしましょう。
ストレスコーピングの種類
ストレスコーピングには、「問題焦点型コーピング」「情動焦点型コーピング」の2種類があります。
問題焦点型コーピングは、ストレスの原因であるストレッサーに直接働きかけ、問題解決を試みる方法です。職場の人間関係(心理・社会的ストレッサー)がストレスの大きな原因であるのなら、部署異動を願い出る、職場を変えるといった行動で解決を図ります。つまりは、ストレスの原因を遠ざけることで解決しようという方法です。
情動焦点型コーピングは、ストレッサーによって感じたストレスをコントロールする方法で、ストレッサーそのものに働きかけるのが難しい場合に行います。誰かに悩みを話すことでストレスの感情を緩和させたり、ストレッサーの捉え方を変えたりことでストレスを緩和する方法です。
たとえば、職場にいるAさんがストレスの原因であるとしたら、Aさんの悪いところではなく良いところを探すようにしたり、厳しい意見を言われたりしたら、「これは自分のために言ってくれているのだ」と前向きに考えるようにします。また、感情を溜め込むとストレスが蓄積してしまうため、感情を表に出したり話を聞いてもらったりすることで気持ちを整理することも情動焦点型コーピングのひとつです。
ストレスコーピングを身につけるメリット
ストレスコーピングを身につければ、ストレスに対して上手に向き合えるようになります。現代社会は多くのストレスにさらされる環境にあるので、自分でストレスを解消する術を身につけなければなりません。
言わば、ストレスコーピングは自衛する手段のひとつです。ストレスは正体のわからないものではないので、原因がわかれば対処のしようもあります。
上述したように、ストレスには原因となる4つのストレッサーがあるので、それを知った上で解決法を探るのがストレスコーピングの役割です。ストレスコーピングという、ストレスを解消する手法があると知るだけでも気持ちが楽になるでしょう。
ストレスコーピングのトレーニング方法
ストレスコーピングは2種類の手法があるため、ストレスの度合いや状況に応じて使い分けることが大切です。一番いいのは問題焦点型コーピングでストレスの原因を取り除いたり遠ざかったりすることですが、職場だとそれが難しいこともありますよね。
そんな時は、情動焦点型コーピングでストレスの向かい方を変えてみましょう。辛いという気持ちだけにとらわれると、どんどん気持ちが沈んでいってしまうので、プラスの面はないかと考えてみる、または自分の中で感情を整理してみたり、それが難しい時は人に話を聞いて客観的な意見を言ってもらったりしてみてください。
ストレスをプラスに考えるのは簡単ではないと思いますが、ストレスを遠ざけるのが難しい状況であれば、自分を成長させるために必要であると考え方を変えてみるなど、ストレスと上手に向き合う方法が必要です。
たとえば、職場が遠くて通勤がストレスになっているのであれば、いい運動になる、通勤時間を読書の時間に充てられる、他にすることがないから家で勉強するより集中できる、といったように考え方を変えてみてください。すぐに転職をするのが難しいのであれば、このように前向きに考えた方がストレスは緩和されます。
おわりに
企業にストレスチェックが義務化されたことからもわかるように、個人レベルだけでなく、企業の主導で従業員のストレスに向き合おうという動きが活発化しています。ストレスコーピングもその一環で、これから導入する企業は増えていくことでしょう。
最後にこれだけは覚えていただきたいのですが、ストレスを感じたら我慢の限界が来る前に対処するようにしてください。ひとりでストレスを解消するのが難しい場合は、周りに協力を求めましょう。
[最終更新日]2018/11/28
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