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2017-11-152017/11/15

仕事効率を下げているかもしれないオフィス環境によるストレス6個


なぜか仕事の効率がアップしない、新人が入ってこない、採用してもすぐに辞めてしまう…。そんな悩みを抱えている事業主やリーダーは、オフィス環境を見直してみませんか。もしかしたら、ささいに思えることがきっかけで、社員が知らぬ間にストレスを受けてしまっているかもしれません。オフィス環境によるストレスについてご紹介します。

オフィスの快適性は仕事効率に影響する

職場のストレスといえば、「人間関係のことだな」と思う人が多いでしょう。しかし、職場環境そのものも、実は人のストレスに影響しています。オフィスが快適かどうかは、仕事効率化の大事な鍵なのです。ストレスになりうる環境をリストアップしてみました。思い当たる節はありませんか?

オフィス環境によるストレス6個

乾燥している

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空気が乾燥すると、肌荒れを引き起こしたり、のどを傷めたりと、身体に地味なダメージが重なり、ストレスになります。オフィスの温度はチェックしても、湿度計もチェックしているという人は少ないのではないでしょうか。とくに、エアコンをつけっぱなしが当たり前の環境では乾燥しやすいものです。

空気が乾燥しているかどうかは、目には見えにくいものですから、湿度計に頼るのが正解です。人間にとって快適な湿度は50パーセント程度ですから、常時、湿度が40パーセントを切るようなら、加湿器を設けましょう。

トイレや化粧室が汚い

とくに女性がストレスを感じやすいのが、トイレ環境の乱れです。ビルの管理会社に清掃を任せっぱなしの場合はとくに、手入れが行き届かないことが多いでしょう。女性にとっては用を済ませるだけではなく、化粧直しなどでキレイになるための化粧室ですから、汚いトイレでは悲しい気持ちになってしまいます。

ふつうに掃除をしてどうにかなる汚れであれば、社員自らが掃除をする時間を設ければ解決します。もしそれではどうにもならないようなら、根本的な清掃はできないものか出入りの業者に相談してみましょう。

照明が暗い

意外に気づきにくいのが、照明の暗さです。新しい蛍光灯に入れ替えると、「こんなに明るいものなのだ」とビックリすることはありませんか。定期的に照明をチェックし、蛍光灯や電球に着いたホコリを除去するだけでも、オフィスは驚くほど明るくなります。明るい環境では、気持ちも自然と明るくなるものです。

照明が明るすぎる

照明は暗すぎるのも問題ですが、明るすぎるのも問題です。デスクワークをしていて、目がちかちかする、頭が痛いなどの症状が生じたら、照明が明るすぎる可能性があります。間接照明を取り入れる、デスクワークの長い人は窓際の席にして自然光の中で作業してもらうなど、工夫しましょう。

コミュニケーションがとりにくいレイアウト

頻繁にコミュニケーションをとらなければならない上司と部下との席が離れていませんか。新人が入ってきても席替えをしない会社だと、だんだん同期で島ができあがっていってしまいます。席は入社の順に並べるのではなく、仕事のしやすさを考えてレイアウトしなければなりません。

チームで仕事をしている場合はとくに、チームごとに島をつくるなどして、仕事がスムーズに進むよう工夫しましょう。自席が定まっていないフリーアドレス制を取り入れるのも、一つの手です。

圧迫感・閉塞感がある

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上司が部下の仕事ぶりを見守るのは重要なことです。しかし、部下側が「監視されている」と受け取ってしまうようになると、大きなストレスが生まれます。上司の席が部下の背後にあり、一挙手一投足をチェックできるような環境になっていませんか。「常に見られている」という圧迫感、閉塞感はかなりのものです。

また、机が狭くて隣の人との距離が近い、目の前にボードの間仕切りがあって視界が常にさえぎられるといった不便さを感じている社員はいないでしょうか。このような圧迫感や閉塞感は、「短時間なら許せても、毎日はキツイ」という場合がけっこうあるものです。机が替えられなければ席を離す、間仕切りボードを半透明のものにするなど、ちょっとした工夫で改善します。

仕事効率向上のためにもオフィス環境を改善しよう

オフィス環境のストレスというと、売上アップにまい進する経営者やリーダーの眼には、「そんなこと、気にせずに仕事しなさい」と、理解できない悩みに映ってしまうかもしれません。しかし、オフィスのちょっとした整備で社員のモチベーションが上がるなら、安いものだと思いませんか。仕事効率向上のために、すぐにでもオフィス環境を改善しましょう。

おわりに

オフィスの環境が思わしくないことには、長く内部にいると意外と気づけません。自分が入社したときにはピカピカだったオフィスも、今となっては古ぼけたりところどころ傷んでいたりして、人の寄り付かない場所になっているのかもしれません。

新人を採用したときが、オフィス環境を整える大きなチャンスです。新入社員から忌憚のない意見をもらい、ストレスのないオフィスへと変えていきましょう。


[最終更新日]2017/11/15

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