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会議やプレゼンの場で発表時間が5分しかなかったら、あなたは何を伝えますか?仕事の効率化が叫ばれるなか、多くの企業では会議時間を短縮しようという動きがあります。短い時間のなかでも圧倒的なインパクトを残せる、ライトニングトークのコツをご紹介します。
ライトニングトークとは?
ライトニングトークとは、会議などで持ち時間が極端に短いなか、速やかに行われるプレゼンのことをいいます。「ライトニング」は、「電光石火」の意です。時間のないなかで伝えたいことを的確に示し、強い印象を残すにはどうすればよいか。意識すべきことの全てを解説しましょう。
ライトニングトークで意識すべき6個のこと
伝える内容を絞り込む
会議、そして自分のプレゼンの目的は何でしょう?きっと、一言で答えられるはず。その目的だけにまい進するプレゼンとなるよう、伝える内容を絞り込みます。伝え方を考えるのは、その後です。
起承転結を意識する
伝え方を考えるときは、物語の基本、起承転結を意識しましょう。聴衆が話を完全に理解してくれるのは、起承転結が美しく構成されているときだけです。ただでさえ短い話のどこかにねじれが生じていると、消化不良や誤解を招きかねません。
起承転結は、「結」から考えるのが基本です。伝えるべきことを最終着地点として、より効果的にそれを伝えるための引き立て役として「起承転」があります。ちなみに「転」は、話をより面白くするためのスパイスであり、必ずしも衝撃的などんでん返しがなくても構いません。笑いをとるところ、と考えてもらえれば十分です。
スライドは文字を限界まで削る
話す時間がないからと、スライドにとことんまで詰め込んではいけません。スライドの文字は限界まで削り、大きく表示させましょう。聴衆が見て一瞬で伝えたい内容を捉えられるような短い言葉が理想的です。
画像やグラフを駆使する
言葉を画像やグラフに置き換えて視覚に訴えることも大事です。短い時間の勝負となりますから、言葉より雄弁なコンテンツを駆使しましょう。
このときも、あまりに細かい画像やグラフは逆効果なので注意が必要です。短いプレゼンでは、スライドをパッパと切り替えていく必要があります。0.2秒で理解できるような、シンプルなデザインのものにしましょう。凝る必要はありません。むしろ凝らないでください。
インパクトを残す
起承転結の「転」には、人々の記憶にのちのちまで残るような印象深い言葉や画像を選びましょう。たくさんの人が短期間でプレゼンを行うライトニングトークは、インパクト勝負です。インパクトがなければ、どんなに有益な話でも心に残らず、埋もれてしまいます。
何も思い浮かばなければ、話の最後にただ迫力ある画像を盛り込んでみるだけでもいいのです。「これからもイノベーションに挑んでいきます」というセリフに荒れ狂う波とサーファーの画像を添える、または「この商品で一大ブームを起こします」というセリフにすさまじい山火事の様子を盛り込むなど。「波の人」「山火事の人」と、聴衆の頭にインプットされます。
聴衆の方を見て話す
プレゼンでは、どうしてもスライドのほうを見て話しがちです。しかし、スライドが話を聞いてくれているわけではありません。話は、話す相手の目を見て、大勢の視線が苦手なら、一番後ろの中央に座っている人と目を合わせるつもりで喋りましょう。少し慣れてくれば、会場を見渡し聴衆の反応を見ながら話すことができるようになります。
ライトニングトークはインパクトが重要
ライトニングトークもプレゼンですから、一番伝えたいことを理解してもらうことが最も重要です。ただ、「その他大勢」に埋もれてしまわないために、インパクトを残すことも、同じくらい重要です。
先述したように、話がさほどうまくないという人も、インパクトを残すだけだったら簡単にできます。インパクトを残しながら伝えたいことを伝えるというのは難易度が高い…ということであれば、初めのうちは開き直って「とにかく自分の顔と名前を覚えてもらう」ことを最重要ミッションとしてもいいかもしれません。
おわりに
ライトニングトークは、練習すればするほどうまくなります。これからその機会が増えることが予想されるのであれば、「この資料を5分で説明するとしたらどうするか」「このグラフは1秒で内容が理解できるだろうか」と、日頃から意識しておけば、自然とライトニングトークの訓練になるでしょう。
[最終更新日]2017/10/03
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