人事でお悩みの経営者へ必読コンテンツ
人材育成の助け舟である人事系のコンサルティング会社ですが、その種類はさまざまです。目的に応じて最適な会社を選ぶ必要があります。人事・人材コンサルタントの種類と選び方をまとめました。
人事・人材コンサルタントの種類と特徴
総合系
「ビジネス変革のパートナー」と称され、会社の経営戦略を根こそぎブラッシュアップしていく力を持つのが、総合系コンサルタントの特徴です。アクセンチュアやアビームコンサルティング、日立コンサルティングといった大企業がこれにあたります。
総合系コンサルのなかでは、人事系の変革はサービスの一部として展開されています。組織設計から人材戦略、リーダーの育成、人材開発など全てにおいて心強いパートナーシップを発揮してくれるでしょう。
人事改革のみならず、根本的に会社の在り方を考えたいと思うときには、導入を検討することもあるでしょう。ただ、導入するとしたら数千万から数億円規模の契約となるため、中小企業が活用するのは非現実的といえます。
チェンジマネジメント系
社員の意識や行動を変え、経営戦略を確実に実行する組織を作り上げるのが、チェンジマネジメント系のコンサルティング会社です。人事制度の構築から一歩踏み込んだマネジメントを行う、比較的新しい業態といえます。
どんなに立派な経営理念が生まれても、しっかり戦略を立てても、社員の実行力が弱ければ実現には至りません。宝の持ち腐れとならないよう、動いてくれるのが特徴です。上層部から平社員にまで理念と戦略を浸透させ、モチベーションと実績アップに導くノウハウを一緒に考え、コミットしてくれます。
ビジョン実現型人事評価制度®を導入することで理想の組織を実現させる、日本人事経営研究室はチェンジマネジメント系のさきがけ。会社の一番の財産である人材を伸ばすことで業績アップを目指し、社員本人にも活き活きと働いてほしいと願う中小企業に最適です。
労務系
社会保険労務士が就業規則をチェックしてくれたり、給与計算をしてくれたりと、とくに人事労務についてのサポートを手がけているのが労務系コンサルタントです。「コンサルタント」というイメージからは遠いかもしれません。しかし社会保険手続きなど複雑な事務には手が回らない経営者にとってはありがたい、縁の下の力持ちです。
採用系
人事を見直す際には、これから入ってくる社員をどう選ぶべきかということも考え合わせなければなりません。そこで頼りになるのが、採用系のコンサルタントです。企業理念やビジョンに従った人材を採用するための戦略設計と運用をサポートし、試験や面接などのプロセスを一緒に築いてくれます。
さらに就職ナビなどの集客アップのためにノウハウを与えてくれたり、インターンシップ企画を手助けしてくれたりなど、会社によってサービス内容はさまざまです。継続的に活用すれば、数年後には精鋭ぞろいの会社を目指せるでしょう。
通常、総合系やチェンジマネジメント系の人事育成をどう有すれば、採用ノウハウについてもアドバイスしてくれますが、採用だけに特化したコンサルティング会社もあります。
営業人材教育系
人材育成によって業績を伸ばしたいと考えたとき、最も肝になるのが営業マンの育成ではないでしょうか。営業人材の教育に特化したコンサルティング会社があります。営業手法や営業スキルを業態に合わせて提案し、営業成果を高めるよう動いてくれます。
スタイルはさまざまで、業界特化型であれば個人事業主として開業しているところも少なくありません。とくに特定の業界にいた経験から営業コンサルタントを始めた社長などは、身一つで開業していることが多いのが特徴です。
おわりに
人事系と一口に言っても、コンサルタントにはさまざまな種類があることをお伝えしました。ほかに、税務系、経営系、IT系、財務系といった切り口があり、人事系のコンサルは業務内容にない会社も存在しますから注意が必要です。人事系コンサルを効率的に導入し、社員を会社にとってかけがえのない財産にしましょう!
[最終更新日]2017/08/22
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