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日本人事経営研究室の考え方

連日猛暑が続いています。
私はこまめに水を飲むように心がけていますが、
みなさまも体調管理には十分ご注意ください。

 

さて、最近は景気の影響もあるのか、
「人事評価制度」に関心を持つ中小企業も増えてきたように感じます。
大変、よい傾向だと思います。
「人事評価制度」一本で15年近くもやっていると、
流れを肌で感じられるようになってきました。

 

一方で心配なこともあります。
『小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!』
を出版して以来、同じような考え方を掲げる
人事コンサルティング会社が増えてきました。
これも、中小企業にこそ必要な人事評価制度の重要性に
気づく会社が増えることにつながるので、
大変よいことだと思います。

 

ただし、その中で「人事評価制度」を
お金をかけずに簡単にシステマチックに導入して実践すれば
人材育成ができる、業績アップにつながる、
ということをうたい文句に導入を進める
システム会社が増えてきたのがちょっと心配です。

 

「人事評価制度」で人を育てる。
それも、会社の理念や方針を実行、実現できる人材を。
これを実現しようとすると、
画一的な評価項目で短期間で導入、運用できたり、
システマチックに簡単に評価できるだけでは到底無理なはず。

 

部下とじっくりと向き合って、
本気で部下の成長を願うリーダーが社長の思いを部下に伝える。
そして、部下の目標が達成するまで支援する。
全リーダーがこれを実現できるレベルまで育つには
相当な労力と根気が必要です。

 

これまで、水面下に隠れていた中小企業独特のドロドロとした課題。

 

これを、社長やリーダーたちとプロジェクトメンバーの一員として
一緒に解決していくのが私たちのコンサルティングスタイル。
ですから、制度設計よりも運用に入ってからが本番です。
おもしろいんです。
やりがいなんです。

 

私たちはいつでもクライアントさんと同じ目線で考えます。
そして、成果が出るまでの…
いや、出てからもずっと成長の人事・経営パートナーなんです。

 

日本人事経営研究室はこんなスタイルの会社です。