強い組織とは、リーダーや社員がぐんぐん成長していく組織

強い組織とは?経営計画で社員が成長する組織づくり

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強い組織とは、どのような企業を指すと思いますか? 社員全員が高いスキルを持っている組織でしょうか。それとも、モチベーションが高い人材が多い組織でしょうか。

実は、強い組織とはそのどちらでもなく、社員が成長していける仕組みが整っている場所です。経営計画を駆使して、社員が成長する組織づくりを実現しましょう。

強い組織とは?

強い組織とは、リーダーや社員がぐんぐん成長していく組織です。人材の成長が目覚ましければ、そのぶんだけ会社も成長していきます。

成長し合うためにお互い励まし合い、切磋琢磨していくことで結束力が高まり、会社に貢献しようとする意識も強まってくるでしょう。社員全員が同じベクトルを向くことで、より一層組織力はアップしていきます。

たとえ社員全員が高いスキルを持っていたとしても、そのスキルをもっともっと高めていくマインドがなければ、会社としての伸びしろはありません。また、モチベーションが高い人材が集まっていたとしても、社員の頑張るベクトルが揃っていなければ、チームとしてハイパフォーマンスを発揮することはできないでしょう。

社員がどんどん成長する組織をつくるには、仕組みづくりが必要になってきます。その仕組みをつくるもととなるのが、「経営計画」です。

経営計画にそった経営で強い組織づくりを実現

実は、綿密な経営計画づくりを行い、それに沿った経営を実践すると、あなたの会社に「自動成長装置」を組み込むことができます。きちんと仕組みを作っておけば、社員が自発的に行動し、目覚ましい成長を遂げていってくれるのです。

もちろん、経営計画を作っただけの段階では、なかなか効果が出ません。経営計画をきちんと数年実行し、現場に感覚を覚えさせ、社長やリーダーがしっかりと実力を身につけて初めて、「自動成長装置」としての仕組みが完成します。急速に爆発的な成長を願っている経営者からしてみれば、「ずいぶん回りくどいな」と焦ってしまうかもしれませんね。

しかし、あのトヨタ自動車でさえ、30年継続して「カイゼン」のスキルと成果を確立したといわれています。覚悟をもって3年、5年と継続することで、確実に社長とリーダー、そして会社の実力を高めることができるでしょう。

現に、私自身のクライアントが地道に経営計画を運用していくと、リーダーや社員が「勝手に」成長していく「自動成長装置」が会社に備わったという感覚を、多くの社長さんが持たれています。その変化は時間をかけながら徐々に表れてくるのですが、取り組む前後では、その違いは劇的なものです。

ビジョン実現型人事評価制度®で強い組織をつくる

綿密な経営計画づくりを行ったら、経営計画に基づいた人事評価制度を作りましょう。経営計画に盛り込まれたビジョンや理念、事業計画、戦略などを踏まえれば、社員にどのような人材に育ってほしいかが見えてきます。原状の人材レベルを洗い出し、人材育成目標を掲げたうえで、理想の人材に近づいてもらうべく人事評価制度を作るのです。

私はこうしてつくる人事評価制度に「ビジョン実現型人事評価制度®」と名付け、各クライアントに実践してもらっています。人事評価制度といえば、「会社が社員の給与や賞与を決める仕組み」であるとか、「信賞必罰を明確にするための仕組み」というイメージを抱いている人が少なくありません。しかし、本来の「人事評価制度」の役割は、会社が望む方向に社員を成長させ、強い組織づくりを実現することです。

そう、人事評価制度の中心は、「賃金」ではなく「評価」。人材を会社の資産として活用するための仕組みとして、人事評価制度を扱いましょう。評価制度を活用して「人材を育成」し、会社の「経営目標の達成」を目指す。これが、「人事評価制度」本来の目的であり、「賃金」は一つのアウトプットにすぎません。

経営計画をどのように作成し、いかに人事評価制度へ結びつけるかは、以下の記事に詳しく書いています。ぜひ、参考にしてください。

ビジョン実現型人事評価制度®・経営計画書の作り方総まとめ

\社員を成長させる仕組みづくり/
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おわりに

強い組織とは、一朝一夕に出来上がるものではありません。それは、人の成長が唯一最大のカギになっているからです。社員にとっては自分の成長が喜びにつながり、会社にとっては繁栄につながる、理想の状態を目指していきましょう。

全社員が一丸となってみんなの「幸せ」というゴールに向かっていける、そんな組織が実現するのが「ビジョン実現型人事評価制度®」です。

もしも、自社が「強い組織になり切れていないな」と思うのであれば、まずは経営計画を見直してみましょう。会社の未来を見据えた綿密な経営計画づくりが、全ての肝になります。

この記事を監修した人

代表取締役山元 浩二

経営計画と人事評価制度を連動させた組織成長の仕組みづくりコンサルタント。
10年間を費やし、1,000社以上の経営計画と人事制度を研究。双方を連動させた「ビジョン実現型人事評価制度®」を480社超の運用を通じて開発、オンリーワンのコンサルティングスタイルを確立した。
中小企業の現場を知り尽くしたコンサルティングを展開、 “94.1%”という高い社員納得度を獲得するともにマネジメント層を強化し、多くの支援先の生産性を高め、成長し続ける組織へと導く。その圧倒的な運用実績を頼りに全国の経営者からオファーが殺到している。
自社組織も経営計画にそった成長戦略を描き果敢に挑戦、創業以来19期連続増収を続け、業界の注目を集めている。
著書に『小さな会社は経営計画で人を育てなさい!』(あさ出版)、『小さな会社の人を育てる賃金制度のつくり方』(日本実業出版社)などがある。2020年2月14日に15刷のロングセラーを記録した著書の改訂版である『【改訂新版】3ステップでできる!小さな会社の人を育てる人事評価制度のつくり方』(あさ出版)を出版。累計14万部を突破し、多くの経営者から注目を集めている。
1966年、福岡県飯塚市生まれ。

個人ブログ:https://jinjiseido.co.jp/blog/

日本人事経営研究室は仕事創造型人材を育て、成長し続ける強い企業づくりをサポートします

私たち日本人事経営研究室は、"人間成長支援"をミッションとし、
中小企業の持続的成長をサポートしています。
「人材」ではなく「人間」としているのには、こだわりがあります。
それは、会社の中で仕事ができる「人材」ではなく、仕事を通じて地域や環境、社会に貢献できる「人間」を育てる事を目指しているからです。
日本人事経営研究室では、そのために必要な「人」に関するサービスや情報を提供しています。

日本人事経営研究室 代表取締役 山元浩二氏

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