中小企業は、“属人的経営⇒仕組み経営”へマネジメント構造を変えることで、生産性を向上させ強い組織とすることが必要だからです。その中小企業で“仕組み経営”を実現できるのが「ビジョン実現型人事評価制度(R)」で、どんな中小企業でも生産性を上げながら成長し続けることができます。
ではなぜ、“どんな中小企業でも”と自信をもって言えるのか、その理由をお伝えしましょう。
“どんな中小企業でも”と自信をもって言えるのは、私たちが「経営計画」と「人事評価制度」の運用面を継続的に支援してきたからです。
具体的には、現状ご支援をしているクライアント企業とのコンサルティング期間の平均は5.76年となっています。平均で約5年9カ月の期間、コンサルティングで支援し続けているということになります。
平均で5.76年ですから、10年を超える間、毎月コンサルタントがお伺いしながらサポートし続けているクライアント様も数多くあります。これは、中小企業の現場でみなさんのような社長やリーダーの方々と「経営計画」と「人事評価制度」を、設計後の運用を継続支援し、成果が出るように改善し続けているということです。
こうして、運用をサポートし続けた中小企業が23年間で、700社以上あります。こうした実績を根拠に、「ビジョン実現型人事評価制度(R)」は中小企業で必ず成長を実現できる仕組みとしてお勧めしているのです。
では、なぜどんな中小企業でも成長することができるのか?それは、中小企業が抱える“すべての課題”を解決できる仕組みとなっているからです。
こうお伝えすると、「『“すべての課題”を解決』なんて疑わしい」と思う方もいらっしゃるかも知れませんので、その根拠をお伝えしていきましょう。
「ビジョン実現型人事評価制度(R)」が中小企業の生産性を上げるのに効果的な大きな要因が、「経営計画」と「人事評価制度」を連動させて運用するという点です。これは、「経営計画」で掲げた自社の数値目標、将来のビジョンの実現に向けて、確実に組織を成長に導いていくためです。
「経営計画」はその名の通り、“経営”の“計画”です。ところが、この計画の“実行”ができないということに中小企業が苦労しています。計画したものが“実行”できないのですから、成果が出ることもありません。
「経営計画」“実行”になくてはならないものが「人事評価制度」。まず、この認識を深めてください。
なぜかというと、世の中一般的にはこの「人事評価制度」の役割と目的が誤認されているからです。具体的には、「公平な評価」「社員のモチベーションアップ」「賃金の決定」「納得度向上」などと勘違いして導入している会社が非常に多いのです。
こうして、「経営計画」を落とし込んだ「人事評価制度」とすることで、中小企業のどのような課題が解決できるのか、事項で解説します。
「ビジョン実現型人事評価制度(R)」は、理念やビジョンに向けて中小企業を導ける仕組みとなっています。その仕組みのポイントが「経営計画」と「人事評価制度」を連動させることです。
「経営計画」には、あなたの会社の成長に必要な要素、10項目を盛り込みます。この経営計画を全社員に落とし込むために「評価基準」を活用します。こうすることで、「評価基準」は組織が理念やビジョンに向けて成長するために必要な社員の行動基準となります。
もっとシンプルにいうと、経営計画で自社が「どこへ、いつ、どうやって」行くのか、評価基準で社員が「そのために必要な目標、役割はなにか」を全社員と共有できるのです。
本来、これは同じ組織のメンバーであれば全員が理解できているはずです。組織は共通の目的、目標を実現するための集団ですから、企業でも社員全員がこの2つを理解しているのがあたりまえのはずです。
ところが、これができていない中小企業の方が圧倒的に多い。私が関わった中では、“全社員がこの2つを理解できている”と答えた中小企業は3%未満です。
ではなぜ、多くの中小企業では目標や役割を社員と共有ができていないのでしょうか?
ポイントは2つあります。1つは言語化できていないこと。もう1つは浸透させていく仕組みがないことです。
一般的な中小企業では、自社の将来や社員の役割が言語化、文章化されずに社長の頭の中にあります。社員数が少ない時はそれでも成長できる場合もあるのですが、10名を超えると共有できなくなります。
また、いくら言語化してもそれを社員が常に目にして理解し、取り組むよう仕向けなければ組織は目指すべき方向に進んでいきません。
この重要な2つのポイント、言語化して浸透させる仕組みが「ビジョン実現型人事評価制度(R)」には備わっているので、どんな中小企業でも成長軌道に乗せることができるのです。