新年、2024年を迎えたのを機会に、新たなテーマでお届けします。2024年は“仕組み”をテーマにお伝えしていきます。
今年から環境が大きくシフトし、中小企業にとって根本的な経営構造の転換を図らなければ、成長することができない時期に来ています。
具体的には、“属人的経営⇒仕組み経営”へマネジメント構造を変える必要があります。これをやりとげないと、成長しないどころか収益を残せない企業になってしまう中小企業が続出してくるでしょう。
私が中小企業に向けてこうしたことを発信しているのは、「ビジョン実現型人事評価制度(R)」が仕組みで中小企業をマネジメントできる仕組みだからです。
すでに、社長の力量に頼った経営、優秀な幹部の力、技術や営業のスペシャリストの力で会社の伸ばせる時代はすでに終焉しているのです。
中小企業が抱える「理念」に関する課題。それは、「経営理念」はあるが浸透、実践することができないという点です。
私たちのクライアント様でもコンサルティングがスタートする時点ではこういった状況の方は多いです。
それはなぜでしょうか?
実は、「理念」を浸透、実践するためには理念以外で5つの要素が必要です。この要素がない中小企業がほとんどだからです。
その5つの要素とは、
「目標」
「戦略」
「計画」
「管理」
「業務」
です。
厳密にいうと、存在はしているのですがその中身が「理念」にそったものになっていないのです。
この5つの要素と理念を合わせて、「ビジョン実現型人事評価制度(R)」では“6つの仕事”としています。理念以外の5つの仕事は、すべて理念の実現のためにあるのです。
これはぜひ覚えてください。
中小企業の生産性が低いのは、仕事が属人化、個人商店化してしまっているからです。その最大の要因は、それぞれの仕事が言語化、文章化されていない点です。
なぜ言語化されていないと属人的な組織となってしまうのか?!
それは、すべての仕事が社員の頭の中にしかない状態となってしまうからです。
文字や図式、数字にすれば簡単に理解でき、共有できるものもことばだけで伝えようとしても限界があります。また、言語化されていれば繰り返し見返すこともできます。
あなたの会社が「社員5人のままでずっとやっていく予定だ」ということであれば必要ありませんが、そんな組織で終わろうという方はこのメルマガを読んでいる人の中にはいないはずです。
そして、ポイントは「6つの仕事すべてを言語化する」ということです。
もちろん、順番は「経営計画」の明文化から「ビジョン実現型人事評価制度(R)」の作成手順にそって実行すれば大丈夫です。
「ビジョン実現型人事評価制度(R)」の作成手順については、以下の記事にまとめてありますので、ぜひご一読ください。
ビジョン実現型人事評価制度(R)