リーダーの「観察力」を評価制度の中で養っていく方法:中小企業で本物のリーダーが育たない理由5

リーダーの「観察力」を評価制度の中で養っていく方法:中小企業で本物のリーダーが育たない理由5

シリーズでお伝えしている、リーダー育成について。
前回は、「評価制度」を運用していくことで、リーダーに必要な3つの力
 
(1)観察力
(2)判断力
(3)目標推進力
 
を身につけることができるということをお話しました。
 
今日はこの中から「観察力」をどのように評価制度の中で養っていくのかをお伝えします。
 
まずは、リーダー視点の評価プロセスをご覧ください。
 
1.部下の仕事ぶりの観察
   ↓
2.評価の実施
   ↓
3.評価決定会議で評価結果を調整
   ↓
4.育成面談(部下へのフィードバック面談)
   ↓
5.部下に必要な課題、目標設定
   ↓
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このように、評価のプロセスは部下の仕事ぶりの”観察”からスタートします。
 
部下の状況をしっかり観察し、具体的な事実を把握しておかないと評価ができないばかりか、部下からも信頼されずに、リーダー失格の烙印を押されてしまいかねません。
 
「1」がしっかりできていないと、本来は「2」のステップには進めないのです。
 
このため、クライアント先でもリーダーの観察力アップのために、その手段やポイントを徹底指導、実践支援していきます。
 
評価を繰り返し行っていくことで、徹底して繰り返し繰り返し「1~5」を実践していくことで、リーダーに観察力を身につけていっていただくのです。
 
最初は部下の「行動記録メモ」で記録しながら日々の行動を観察し、見返しながら評価を実施してもらいます。
 
これを何回も繰り返していくと、記録メモがなくても適性な評価ができるような観察力が養われていきます。
 
ここでいう”観察力”とは、部下の仕事ぶりを正しく把握することです。この観察結果をもとに課題を明確にし、成長のための目標、役割の設定と指導に結びつけていきます。
 
この”観察力”は他のあらゆる場面で応用ができるのです。
 
◇顧客の観察
◇上司の観察
◇同僚の観察
◇消費者の観察
◇恋人の観察
 
そして、この観察力は
◆分析力
◆企画力
◆提案力
◆問題解決力
◆目標設定力
 
につながっていくのです。
 
何事も現状を正しく認識、把握することが出発点ということですね!
 
いかがですか?
あなたの会社のリーダーにも身につけて欲しくないですか?!ではまた次回