株式会社新地コア
代表:代表取締役 大筋治今回は下関でコンビニ(センブンイレブン)を3店舗(「新地店」「厚生病院店」「一の宮店」)経営している株式会社新地コア様に登場いただきます。
代表の大筋社長は昨年の2月から「ビジョン実現型人事評価制度®」を導入し、「地域の人々の幸せを追求する」という理念のもと、「顧客満足」と「サービス」の分析を全社員に徹底され、戦略的に店舗を経営されています。
最近ではセブンイレブン店舗でのディスプレイコンテストで、一の宮店が下関地区第1位、中国地区5位の成績を収められ、名実ともに地域NO.1店となっていらっしゃいます。これからさらに成長が期待できるお客様として、注目させていただいています。
山元さんの人事評価制度を導入する前は、自社で考案した評価制度で評価を運用しておりました。問題が発生するたびにその都度、部分的に改善改良を進めていましたが、なかなか全員にとって公平で満足のいく評価基準ができず私個人と従業員の評価基準に対する納得感にギャップを感じていながらも、これといって対処できていない状況が続いていました。
そんな折、新聞で「小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!」という本の広告を目にし、早速本を購入して読んでみると、驚いたことに、弊社にあてはまる悩みに対しての改善策が本にビッシリ書き込まれているではありませんか。私は早速、幹部社員にも本を読んでもらい、皆に内容を納得してもらってから、数年掛けて作り上げてきた当社の人事評価制度をなんら躊躇することなく捨て去ることを決定しました。しかしながら、内心は本当に当社に合った人事評価制度が構築できるのか、それを実践できるのかという不安がありました。
経営幹部とともに福岡支社にお邪魔し、実際に山元さんにお会いして『ビジョン実現型人事評価制度®』の仕組みに関して、詳しく説明を受けました。最終的には、会社と社員の夢の実現、豊かな生活を得るためには経営目標を達成することが重要で、そのための手段として人事評価制度を導入して運用するという山元さんの考えに共感でき、その場でコンサルティングを依頼することを決めました。
2011年2月から弊社の『人材育成プロジェクト』に着手し、「絵に描いた餅」状態になっていた当社の経営計画を全面的に見直し、一から作り上げました。
SWOT分析により弊社グループの強み、弱みを洗い出して、自社を取り巻く環境を鳥瞰的に、また虫瞰的に概観することで、やるべきことが山積みであることを再認識しました。
幹部社員とともに何度も何度も、戦略やアクションプランを練り直し、会社の核となる経営計画ができあがりました。
2011年4月に『キックオフ発表会』を行い、全従業員、全パートアルバイトに、山元社長さん自ら、人事評価制度の運用、取り組みに関して説明して頂き、プロジェクトがスタートしました。
運用が始まって一番驚いたのは、社員の評価に対する納得度が予想以上に高かったことと、導入後1年6ヵ月を経て、幹部や社員、スタッフと私との経営ビジョンに対する温度差が少しずつではありますが解消されつつあり、社長・経営幹部と従業員とのベクトルが揃ってきていることを実感できるようになったことです。
本当に早いスピードで経営環境が変化している昨今ですが、この変化に対応していくには社員を成長させ、この人事評価制度の継続運用と、人事評価制度を進化発展させていくことが不可欠です。そのためには、まだまだ日本人事経営研究室さんのお力添えが必要です。山元さん、池尻さん、これからも当社の人材育成の支援を宜しくお願いいたします。