ロングセラー「小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!」の改訂版!
日本人事経営研究室株式会社
代表取締役
山元 浩二(やまもと こうじ)
日本で随一の人事評価制度運用支援コンサルタント。
日本社会を疲弊させた成果主義、結果主義的な人事制度に異論を唱え、10年間を費やし、1000社以上の人事制度を研究。会社のビジョンを実現する人材育成を可能にした「ビジョン実現型人事評価制度®」を日本で初めて開発、独自の運用理論を確立した。
導入先では社員の評価納得度が9割を超えるなど、経営者と社員双方の満足度が極めて高いコンサルティングを実現。その圧倒的な運用実績を頼りに、人材育成や組織づくりに失敗した企業からオファーが殺到している。
業界平均3倍超の生産性を誇る自社組織は、創業以来、増収を果たす。2012年には、地元九州から東京に本社を移転し、全国的にもめずらしい人事評価制度専門コンサルタントとしてオンリーワンの地位を築く。
著書に『小さな会社はリーダーを人事評価制度で人を育てなさい!』『「一生懸命」な「まじめ」社員を『稼げる』人材に育てる法』(以上、KADOKAWA中経出版)などがある。1966年、福岡県飯塚市生まれ。
「小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!」がはじめて刊行されたのは、2010年の8月でした。15刷というロングセラーとなり、今も売れ続け、多くの方から「参考になった」と喜びの声を頂いています。
しかし世の中の情勢は刻々と変わり続けていますし、「いま」の経営の参考にして頂くには、やはり最新の事例でなければ!と、改めて最新の事例を取り上げました。
もちろん改訂前の事例も有効な情報ですが、よりフレッシュな情報・クライアント様の導入事例をご参考にして頂ければと思います。
本書側面から章をひらくときのインデックスはもちろん、図版や本文にも新たな工夫を致しました。
本書には多くの図版や表が登場しますが、従来の版では黒1色で、より重要な箇所や数値がわかりにくくなっていました。
そこで、改訂版は2色刷にパワーアップ!
テキストとしても大幅に改良され、ページレイアウトは考え抜かれたものになっています。
「人事評価制度なんて、難しそう…」と思われるかもしれませんが、図や数値が一目見ただけでもわかりやすく、スッと頭に入りますよ。
本書の特徴として、「わかりやすく」「よみやすく」「実践しやすい」つくりになっています。 具体事例をふんだんに扱いながら、<know how(方法を知る)>だけでなく<know why(なぜなのかを知る)>
をじっくり説明。
巻頭・巻末には「ビジョン実現シート®」と「評価基準」のサンプルがついていますから、本書をよみながら、実際にコンサルティングで活用されている資料を見ることもできます。 もとづく本当のノウハウを、より今の世の中に沿った形でお届けする内容になっています。
はじめに
「ビジョン実現型人事評価制度®」導入手順
「山元さん、助けてくれ!もう自分ひとりの力じゃどうしようもならない」
「どうされたんですか」
「とにかく、一度話を聞いてほしい。これからの会社の存続にも関わることなので、急いで会いたい」
その社長の口ぶりからただ事ではないことが容易に理解できました。……話の内容は、信頼しているナンバー2の社員を含めたリーダーク ラスの社員4人が、突然、会社を辞めたいと言ってきたことでした。……スタッフからは、「将来が不安でしょうがない」「今回の賞与はあるのか」などと相談 を受けるが、社長からは何も聞かされていないので、答えようがない。自分たちも将来が不安で、もう限界だ、というのです。……
これは、実際ある企業で起こったできごとです。ここまで、問題が顕在化していなくても潜在的に同じような問題を抱えている中小企業は多いように感じます。
これらを解決し、経営者と社員の双方が幸せになれる仕組みと組織づくり、その人事評価制度の構築、運用方法について解説しています。
これまで、人事制度といえば真っ先に成果主義がイメージされるかも知れません。しかし、成果主義を導入した企業はことごとく運用に失敗し、大きく考え方を変えざるを得ませんでした。
こ れからの中小企業に求められる仕組みは「ビジョン実現型人事評価制度®」です。ビジョンが明確な会社にはビジョンを持った社員が集まり、自己成長を実現する ために自ら目標達成に向けて取り組むのです。いわば強い組織づくりのためには、「ビジョン実現型人事評価制度®」が必要な時代になってきたのです。
実はこの仕組みは、本のタイトルにもあるように「小さな会社=中小企業」ほど求められるものなのです。
理由は二つあります。 一つ目は、中小企業は大手ほど人材育成や教育にお金をかける余裕もないため、社長やリーダーが自ら評価によって部下を育成していかなければならないからで す。評価による教育、これを会社が求める人材レベルへ向けて実現するのが「ビジョン実現型人事評価制度®」なのです。
二つ目は社員数が少ない中小企業ほど社員一人が全体に与える影響が大きいということです。このような貴重な今いる社員に対して社長のビジョンと思いを共有して、やりがいを持って仕事に取り組んでもらうためには「ビジョン実現型人事評価制度®」が必要なのです。
「ビジョン実現型人事評価制度®」は、
継続的に社員を成長させ、人材育成を通して会社のビジョンを実現することができる仕組みなのです。本書では、そのビジョン実現までのプロセスを数々の成功事例を交えてご紹介しています。
(敬称略 氏名 五十音順)
どんな経営者も真っ先に「一番重要だ!」と掲げる経営資源“ヒト”。しかし、その“ヒト”に対する対策が足りないがために、『優秀な人材が辞めてしまった』『よい人材を獲得できない』と嘆く経営者が何と多いことでしょう。企業の人材育成の仕組みづくり専門に9年間(2010年現在)携わってきた著者が、人材を継続的に成長させ、企業を発展させる方法をご紹介させていただきます。
では、『優秀な人材が中小企業に定着しない』原因は何でしょうか。『優秀な人材が採用できない』のはなぜでしょうか。それは、人事評価制度を通じた人材育成の仕組みがないからです。会社のビジョンが明確になっていないためです。
この経営者の悩みを解決するのが、社員と会社を成長させ続ける仕組み「ビジョン実現型人事評価制度®」なのです。このような人事評価制度本来の効果を知らない方が実に多い!人事評価制度を通じて会社も社員も幸せになることができる、ということを世の中に伝えて行くことが、私の使命だと思って、本書の執筆に取り組みました。
私がどんな会社の支援をしても必ず感じることがあります。それは、今いる人材の本来持っている力が発揮されていないところがほとんどだ、ということです。「本当にもったいない!」と思うんです。実力を持っているのに十分発揮しきれていない。 その大きな理由が、“上司”と“会社の制度”です。逆に、本人の成長の芽を摘み取っているのでは、と思いたくなる事例もあります。そんな障害を取り除き、人材を大きく成長させることができるのが人事評価制度なのです。こんな、『本来人が持っている能力を最大限発揮できる仕組み』があったらいいと思いませんか?
本日の一冊は、中小企業の人事評価制度を専門に手掛ける人気コンサルタント、山元浩二さんによる一冊。「中小企業に人事評価制度など 必要ない」という社長さんも多いと思いますが、実際には、ビジョンで人を惹きつけなければいけない中小企業こそ、人事評価制度が必要。土井も採用面接をし ていて気づきましたが、他社を辞めてくる人間のほとんどは、「将来像が描けない」ことから、不安を感じて辞めてくるのです。本書では、中小企業の・・・
企業は、人です。ヒト、モノ、カネと言いますが、優先順位もその順番です。ところが、実際には人事制度がおざなりという会社が多いの が実情です。つまり、人事制度をしっかり作れば大きな違いが生まれます。ところが、世にある人事の本は、多くが大企業向けだったりします。本書は、小さな 会社に特化して人事制度を語ります。あの竹田陽一先生も絶賛です。
今日はお知らせです。このたび、私が親しくさせていただいている、日本人事経営研究室㈱の山元社長が『小さな会社は人事評価制度で人 を育てなさい!(中経出版)』を出版されました。これからの中小企業にとって、なくてはならない人材を起点とした経営の考え方がわかりやすくまとめてあ り、中小企業の経営者の方には必読、お勧めの書だと思い、みなさんにもご紹介させていただきました。アマゾンのランキングでは・・・