株式会社タケノ
代表:代表取締役 竹野孔福岡で有名な飲食店「竹乃屋」、「天天」などを34店舗展開している株式会社タケノ様のご紹介です。
タケノ様とのおつきあいは約12年になりますが、「ビジョン実現型人事評価制度®」を導入し、強固な組織運営基盤を構築し新店を続々と出店。さらに顧客満足度の高い店づくりを目指し日々切磋琢磨されていらっしゃいます。竹野 孔社長には、人事評価制度を導入するまでの経緯と、11年間運用した効果、今後の目標についてお話をうかがいました。
当社でも色々な機会にお店を利用させていただきますが、味もピカイチな居酒屋さんです。行かれたことのない方は是非利用されてみてください。
日本人事経営研究室さんとの付き合いは今年で13年目になります。
代表の山元さんと出会う前から自社独自の評価制度を運用し、色々な形で取り組みをしてみましたが、動かすことすらできずに困っていたところ、共通の知人を介して山元さんを紹介していただきました。
自社内の運用ではうまく機能せず、「半年に1回評価をするぞ」と言っておきながら忘れてしまうこともありました(笑)。
「なんとかしなければ」と思ったところに山元さんから、「当社は評価の計算から集約、結果の調整や面談、給与のシミュレーションと決定までアウトソーシングで受けます」と聞き、「これまでずっと思い悩んできた私の悩みが解決できる!」と確信し、早速お願いすることにしました。
お付き合いが始まって8年目辺りから出店スピードを上げていきました。店舗も各事業部合わせて34店舗にまで増えました。ただ、出店スピードに追いつくだけの組織体制の構築も課題となり、そのための人材育成が必要でした。日本人事経営研究室さんと一緒に運用、修正をしていきながら「ビジョン実現型人事評価制度®」の精度を上げていきました。今では、スタッフ一人ひとりに期待する仕事や役割を明確に提示し、頑張り度合いを賃金に反映させていくことができるようになりました。正に、この出店攻勢を可能にした原動力となっているのです。
ここまで「ビジョン実現型人事評価制度®」で人材育成ができたのは、3つのポイントがあると思います。
一つ目は、「ビジョン実現型人事評価制度®」導入後、成果がでるまであきらめずに継続していったことです。
導入してから現在まで、社員のレベルアップのため、制度の改善を繰り返しています。飛躍的な成果として、今から3年前あたりから、店舗を任せれそうな人材が一気に増えてきました。実際に直近過去3年で16店舗を出店しています。
二つ目は、「ビジョン実現型人事評価制度®」を絶えず改善・リニューアルしてきたことです。
「ビジョン実現型人事評価制度®」(人事評価制度)」の完成品はないと実感しました。また、これからもおそらく完成することはないと思います。外部環境、組織レベルに合わせ、さらに精度を高めることを考えていれば、必ず修正箇所は出るものです。日本人事経営研究室さんからも客観的な意見をもらいながら、一緒に考えてきたことも良かったと思っています。
三つ目は、「ビジョン実現型人事評価制度®」の目的は人材成長支援だということを絶えず意識してきたことです。
私が思うに評価制度があっても、「人が人を評価するものではない」と考えています。人は全て考え方や生き方が違いますよね。企業はここまで強制できません。ただ、「人が人を評価する」事はできませんが、企業組織の中に基準を設定し、「仕事に対する取り組み姿勢や成果」は評価できます。これを明確にしたものが「ビジョン実現型人事評価制度®」です。また、スタッフの成長支援が目的だと意識して「ビジョン実現型人事評価制度®」を運用していく中で、マニュアルや各種教育ツールの整備、仕組み化も、並行して日本人事経営研究室さんと協力しながら行っていきました。こういった取り組みがあったからこそ、人材育成のスピードアップを実現できました。
今回、改めて日本人事経営研究室さんとのお付き合いが10年以上になると聞いて、びっくりしています。日本人事経営研究室の中でも2番目に長い取引期間だそうです。その間、山元さんのところ以外にもたくさんのコンサルティング会社とお付き合いしましたが、もちろん、こんなに長くお付き合いしているのは山元さんのところだけです。お支払いしたコンサルティング料金の総額は考えたくもありませんが、膨大な額になるでしょう。
しかしもし、自社内でこれまでの仕組みで運用を行っていたら……経験とノウハウを持った専任の人材を雇わないと無理でしょう。また、私自身が人事評価制度を考えることに膨大な時間を割く必要もあったでしょう。しかも、ここまでの人材成長を実現できていたどうかは疑問です。
これらのことを考えると、日本人事経営研究室への投資は高いリターンが得られたと満足しています。
今後のビジョンは、九州において竹乃屋ブランドをさらに浸透させていくことです。そのためには、さらなる人材の成長が必要になってきます。店舗を広げていこうにも、任せられる人材がいないと実現できません。私は人が育つ環境を整えていくことこそ、経営者にとって最も重要な仕事と考えています。今後は、「ビジョン実現型人事評価制度®」を通して、一人ひとりが、仕事を通して成長を実感し、レベルアップをできる仕組みとして、更に精度を向上させていきたいと考えています。
日本人事経営研究室さんには、「ビジョン実現型人事評価制度®」の精度アップと適切に運用していけるリーダーのレベルアップに向けて、今後もこれまで以上の支援を期待しています。