最近、メディアでは、女性に関する報道や記事を
よく見かけます。
巷で話題の女性大臣問題はさておき、
私たちがかかわる中小企業の実態はどうなって
いるのでしょうか。
総務省のデータによると、
女性雇用者の比率を規模別に見ると、
実は、規模が小さな会社ほど女性の比率が多い
というデータがあります。
2010年度を見ると、
1~29人 45.3%
30~99人 44.8%
100~499人 43.0%
500人以上 38.3%
「企業規模別にみた女性雇用者の割合(非農林業)」
総務省統計局「労働力調査」
また、正社員に占める女性比率についても、
大企業 21.7%
中小企業 29.5%
中小企業庁「中小企業白書」(2009年度版)
となっていて、パートも含めた従業員としての活用状況
はむしろ大企業より高いということがいえるようです。
ところが女性管理職がいる企業の比率をみると、
大企業のほうが高くなっています。
中小企業の経営者はみなさん、
「女性のほうが優秀」
とおっしゃいます。
女性の実力と価値は認めているのです。
一方で、女性が育つための社内環境ではいかがでしょう?
やはり、ここで大手と中小の差がついてしまっている
といわざるを得ないでしょう。
非常にもったいないことだと思っています。