株式会社 勉強堂
代表:代表取締役会長 與田守孝雑貨、インテリア、コスメ等の小売店を宮崎市とその近郊に4店舗展開する勉強堂様。
現在は、雑貨関連の小売業としては圧倒的な地域ナンバーワン企業として成長を続けています。
しかし、勉強堂様との約14年間にわたるお付き合いは、どん底といえる状態からのスタート。この劇的な成長を支えたのが「ビジョン実現型人事評価制度®」でした。
それでは早速、その劇的復活ストーリーをご紹介しましょう。
今でも、“プ~ラ★ビーダ”には毎日毎日たくさんのお客様が来店していただいています。駐車場には停められない車 が右往左往し、本当にお客様にかえってご迷惑をおかけしている状態です。私自身、自分のお店にこんなにたくさんの人が来店してくれるなんて信じられません。
山元さんとの経営計画づくり、それが今の勉強堂の出発点でした。山元さんは人事評価制度を専門とするコンサルタントということでしたが、その人事評価制度を有効に活かし業績につなげて行くためには会社の方針・戦略を明確にする経営計画書を作成するのが先だという話を聞きました。そこで、当社も固定費である人件費をコントロールするために、社員の給与を決める仕組みが必要だと思っていたのですが、経営計画書の策定から山元さんにお願いすることにしました。
5ヶ月程度で経営計画書を作り上げ、まずパート社員も含めた全スタッフを集め、経営計画発表会を行いました。この時点では多分どのスタッフもよく内容の意味もわからず聞いていたと思います。しかし、これから会社はこういう方向へ向かって行くということはおおよそ理解してもらえたようでした。
その後は幹部クラスのスタッフでのミーティングを定期的に行いながら、経営計画書中に盛り込んだ戦略を具体的に現場に落として行くための実行計画を作成していきました。ここからは、トップダウン方式ではなくスタッフ自ら何を具体的に行っていくべきかを考え、計画を立案し、実行スケジュールを作成していきました。
実行計画までができて初めて、評価基準づくりに取り掛かりました。これももちろん、リーダーと一緒に作成していきました。4ヶ月かけて作成し、2004年の6月から2回の評価トライアル(練習)を経て導入、それ以降四半期ごとに評価、現在では当然給与にも反映させています。
経営計画書には郊外型店舗の出店という新たな計画を盛り込みました。
出店に関しては以前から漠然と新しい郊外店舗を出店しなければならないとは思っていましたが、なかなか思い切れないし、具体化しませんでした。
ところが、経営計画書にそれを盛り込んだ途端、私自身の出店情報のアンテナの感度が上がり、次々と出店候補地情報等が舞い込み、なんと経営計画発表から1ヶ月足らずには新店舗の出店が決定してしまいました。目標を形にするというのは大事なことなんだなと初めて実感しました。本当に山元さんのおかげです。
また、人事評価制度を通じた社員の成長も会社の発展を支えた原動力となっています。
まず、山元さんとリーダー会議を実施するようになってから、幹部社員が計画⇒実行⇒反省、いわゆるPDCAのサイクルを全ての企画や仕事において考えるようになりました。
さらに、評価を通して自分には何が必要で、どんなことを目標にしていったらよいのかが明確にわかるようになり、リーダーからの面談で指導されたことを中心に仕事に前向きに取り組んでくれています。
また、長期的に自分がステップアップしていくキャリアプランが描けるようになったことで、将来の不安がなくなり安心感とやる気につながっています。やはり、長く安定的に働けるのかどうかが、会社に対する帰属意識に大きく影響するのだと実感しています。
こうして「ビジョン実現型人事評価制度®」を徹底、実践し続けたことで、パートとして入社したスタッフが常務取締役とし成長。経営の一部を任せられるようになりました。
まだまだこれから取り組まなければならないこともたくさんありますが、会社と社員の成長につながって行くのでとても楽しみです。